受講生の声
VOICE

36
石井 純子
福岡県 40代
音楽療法士

長年の夢だった音楽療法士に

[受講した理由]

 音楽療法士”という職業があるということを知ったのは今から二十数年前のことでした。当時私はまだ20代前半。あるテレビ番組を観たことがきっかけです。

 アメリカのとある地域で、精神障害者の方たちが、入所施設の中で音楽療法士と共に歌や楽器で音楽を楽しみ、症状が日に日に改善し、自分らしさを取り戻しているという内容のドキュメンタリー番組でした。入所者の方たちの生き生きとした笑顔を、今でもよく覚えています。

  それまで、自分が習ってきた「音楽」と、「障がい」というものを結びつけたことがなかったので、とても衝撃を受けました。そしてその時から「この職業に就きたい!」と強く思うようになりました。ですが、当時私の住む地域では、まだまだ“音楽療法”という言葉すら聞いたことがない、という人が殆どだった時代。家族に相談していろいろと考えた末、その時は音楽療法士の夢は諦めました。

 その後、音楽教室の講師をしながらいろいろなお子さんと関わる中で、“ハンディのある子もない子も一緒に音楽を楽しむにはどうしたらいいのだろう?” “音楽を通してこの子たちの成長を助けることはできないだろうか・・・”そういう思いから、発達や福祉に関する資格を取得したりしながら、自分なりに学んでいきました。

 そうしながらもやっぱり行き着くところ、自分に必要だと感じるのは『音楽療法』。学びたい!という思いは日に日に強くなり、インターネットで、今の自分のライフスタイルで無理なく学べる機関はないかと探していたところ、『ミュージックインストラクターズ養成学院』に辿り着きました。さっそく申込みをし、教材が手元に届いた時は、ずっと夢見ていた音楽療法士に一歩近づけたような気がして胸が高まりました。

 [受講しての感想] 

 いざ取りかかってみると、独学だけでは学べない幅広い内容(理論・歴史・医療・発達心理学・福祉・実践法…等々)の沢山のカリキュラムで、正直これだけの内容を自分が覚えることができるのか…と不安はありましたが、空き時間に少しずつ自分のペースで学ぶことができるので、かなりゆっくりペースではありましたが無理なく学ぶことができました。

 課題を提出し、先生に添削していただくのですが、単に答えが正しいかどうかだけではなく、とても丁寧で的確なアドバイスが書かれておりました。また、オンライン実技実習の担当の先生方のご指導は、目から鱗なことばかりで、どの講義も楽しく学ぶことができました。学院での認定試験当日も、終了後に学院長から貴重な愛のあるアドバイスをいただき、身の引き締まる思いでした。

 [資格取得後]

 今現在、まだまだ一人前とは言えませんが、障がいを持つお子さんたちに真心を込めて個人セッションをしています。行き詰まったり、自分の力不足に悩んだりすることもありますが、そんな時はご担当いただいた田中先生にご相談させていただき、アドバイスをいただけるのでとても心強いです!

 これからも、自分の目指す“音楽療法士”に向かって、子供たちと共に成長し続けたいと思っています。幸せとやり甲斐を感じるこの仕事に出会えたこと、たくさん学びを下さった『ミュージックインストラクターズ養成学院』に出会えたことに感謝する毎日です。