現在、知的障がい者福祉施設で生活支援員として働いています。
この中で、2カ月に1回くらいのペースではありますが、余暇の時間を使って音楽の活動(音楽療法の手法を使った活動)を行っています。対象とする利用者さんの障がいの程度も様々で、主に中・軽度の知的障がいを持った方(自閉症、ダウン症、プラダーウィリー症候群など)と活動しています。
活動を通して私自身も驚くことが多くあります。例えば、普段全くコミュニケーションを取ることが出来ない利用者さんが、歌詞を声に出して読むことができたり、活動の中で歌を歌うことができたりすること。
また別の方で普段は沈黙な表情をしている方の表情が、活動中に笑顔になったりもする。このようなことから改めて音楽の持つ、人の心を動かす力を実感します。また利用者さんの多くはとても感受性が高く、活動中に過去のことを思い出して涙を流す方や、気持ちが和んでそのまま寝てしまう姿などもあります。