長年保育士をしてきて、そろそろ引退の時期を迎え、これから後の人生は大好きな音楽に関わることをやりたいと思い、音楽療法士の講座を受講しました。
保育士時代に子どもたちと高齢者の施設へ慰問に行き、子どもたちと歌ったり手遊びをしたりする中で高齢者の方が涙を流されて喜んでくださった姿が印象的で、今後もこのような場をもち、笑顔で過ごしていただきたいという思いから、そのためにはそれなりの知識が必要と考え資格を取ろうと考えたのです。
しかし、現状は考えていたとおりにはならず、保育士不足のため仕事は続けることになり、コロナ禍で高齢者の方々との交流もできない状況。では、今の環境の中でできることに楽しく取り組もうと方向転換し、保育園の子どもたちに音楽の楽しさを伝える事にしました。今後は子どもたちだけでなく、親子で楽しんでいただくことにも取り組んでいきたいと思っています。
音楽療法士の認定試験を受け、さらに欲張って高齢者のためのピアノ講師についても学びたいと、学院長先生や芦田先生、田中先生に大変お世話になりました。いつでも動画で音楽療法の例を視聴させていただき、資格を取って終わりの講座ではなく資格取得後もずっとサポートしてくださることを大変頼もしく感じております。
現在は歌唱療法士を受講中で、高齢者ピアノ教室の準備も進めています。コロナが収まれば、小さなことから始めて行きたいです。